内容説明
市民・住民・NPOによる“市民メディア”のパワーが世界を刻々変えていく。地域の主体である市民誰もが発信しつながりあう、21世紀のコミュニケーションを創り出す試み。
目次
1 デジタル社会化と市民参加の拡大(ネット時代の市民情報発信;町衆の手作りメディア―京都のコミュニティFMラジオ ほか)
2 パブリック・アクセスの歴史と現在(転換期のパブリック・アクセス~アメリカ;社会運動と結びついた自由ラジオ~フランス・イタリア ほか)
3 多文化・多元化とパブリック・アクセス(多文化主義放送と民族マイノリティ~カナダ;多彩なコミュニティラジオの展開~オーストラリア ほか)
4 パブリック・アクセスの可能性と未来(地域SNSとICTの可能性;「目で聴くテレビ」がめざす放送バリアフリー ほか)
著者等紹介
金山勉[カナヤマツトム]
1960年防府市生まれ。ローカル放送局記者・アナウンサーを経て、渡米留学。1993年ウェスタン・ミシガン大学大学院修士、1998年州立オハイオ大学大学院博士の各課程修了(マスコミ学博士)。2004‐05年ジョージワシントン大学フルブライト客員研究員。上智大学新聞学科教授を経て、2009年より立命館大学産業社会学部教授。現在、NPO京都コミュニティ放送理事
津田正夫[ツダマサオ]
1943年金沢市生まれ。NHK報道番組ディレクター、プロデューサーを経て、1995年東邦学園短期大学教授。2002年から立命館大学産業社会学部教授、2009年から特任教授。各国のパブリック・アクセス制度を調査・紹介。「市民とメディア研究会・あくせす」などを拠点に、市民メディアの交流と制度化を提案(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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