内容説明
ジェンダーの視点、男女共同参画の視点に立つ心理カウンセリング=フェミニストカウンセリングとは。女性支援の現場、心理・福祉などの対人援助職にある人、まためざしている人には必読の書。日本における歴史と理論・方法論を体系的にまとめる初めてのテキスト。
目次
1 フェミニストカウンセリングの理論と技法(フェミニストカウンセリングとはなにか;フェミニスト認知行動療法 ほか)
2 フェミニストカウンセリングの実際(性暴力―強姦神話をめぐって;セクシュアルハラスメント―被害者の現実対応のサポート ほか)
3 フェミニストカウンセリングの歴史・現場・運動(日本におけるフェミニストカウンセリングの歴史;フェミニストカウンセリングの現場(1)フェミニストカウンセリングルーム ほか)
4 フェミニストカウンセリングとフェミニズム思想(フェミニズムの新展開;あらためて、「女」とは誰か―クィア理論のまなざし ほか)
著者等紹介
井上摩耶子[イノウエマヤコ]
ウィメンズカウンセリング京都代表。日本フェミニストカウンセリング学会代表理事。フェミニストカウンセリング学会代表理事。フェミニストカウンセラー。(財)世界人権問題研究センター嘱託研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Jau
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ホワイト&エプストン 人も人間関係も問題ではない。むしろ、問題が問題となる。つまり、問題に対する人の関係が問題なのである。2024/02/16
ずー
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心理療法に対して、元を辿れば社会的な問題から起因することでも個人の内面のせいにしすぎなのでは?それだけで全ての問題が解決できるわけじゃなくない?とずっと思っていたが、その疑問は的外れではなかったのだなと思った。女性の抱える問題は特に、被害を受けている側が「あなたの感覚がおかしい」ということにされがちだが、こういうアプローチが世に存在することが心強い。2022/04/26
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