内容説明
再定住地で暮らすことを余儀なくされたブッシュマンは、新しい現実にどう取り組むのか。狩猟採集生活の特徴を、どのように変化させ、維持しているのか。激変のなかを融通無碍に生きぬく姿をいきいきと描き出す。
目次
第1章 人びとの行き交う原野―セントラル・カラハリの地域史
第2章 脱狩猟採集民化の圧力―開発計画の展開
第3章 それでも狩猟採集はやめない―生業活動の再編
第4章 美しく住むために―土地利用の動態
第5章 「平等主義」の葛藤―食物分配と経済格差
第6章 ヘッドマンになるのは誰か―政治的リーダーをめぐるマイクロ・ポリティクス
著者等紹介
丸山淳子[マルヤマジュンコ]
1976年京都生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科研究指導認定退学。博士(地域研究)。日本学術振興会特別研究員を経て、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教。専攻は、アフリカ地域研究および人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さすがASAFASよく調べているなぁ、と。数えることの大切さを教えられました。2013/11/29
じ
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序 1 人びとの行き交う原野――セントラル・カラハリの地域史 2 脱狩猟採集民化の圧力――開発計画の展開 3 それでも狩猟採集はやめない――生業活動の再編 4 美しく住むために――土地利用の動態 5 「平等主義」の葛藤――食物分配と経済格差 6 ヘッドマンになるのは誰か――政治的リーダーをめぐるマイクロ・ポリティクス 終 ポスト狩猟採集社会へ 狩猟採集の伝統的生活を営んでいたボツワナのブッシュマンが、政府政策により定住を強制される。新たな環境におけるブッシュマンの生態を経済活動や違法居住などを紹介して描く2012/05/26