内容説明
家族に対して付与されてきた虚像、根拠のない「思い込み」に気づき、変化し多様化する家族を、「病理的形態」ではなく「問題解決」に取り組む「開かれたシステム」として考える。
目次
1 はじめに―「家族とは~である」なんてきめつけられない
2 変化する家族(住まいから見る日本型近代家族論;家族の比較文化論;家族の人口学)
3 多様化する家族(法律婚と事実婚;国際結婚;高齢者家族;同性婚・パートナーシップ制度)
4 問題解決する家族(ファミリー・バイオレンス;少年非行と家族;親密な関係性における葛藤と暴力―問題解決にむけた新しい臨床論;教育と家族―日本における一九九〇年代を焦点にして)
5 家族と外部社会(家族とコミュニティ;家族と国家政策)