内容説明
万能の人・ライプニッツの全貌に迫る―17世紀の巨人・ライプニッツの論理学、普遍記号法、数学、自然学、生命論、認識論、倫理学、形而上学、美学、中国学について解説し、世界のライプニッツ研究の成果や動向なども紹介する本邦初のガイドブック。「資料編」もきわめて充実。
目次
第1部 哲学思想編(論理;自然;人間;モナド)
第2部 資料編(ライプニッツの主要著作・書簡解題;テクストについて;研究文献案内;ライプニッツ小事典(用語解説)
ライプニッツ略年譜)
著者等紹介
酒井潔[サカイキヨシ]
1950年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、学習院大学文学部教授
佐々木能章[ササキヨシアキ]
1951年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京女子大学現代教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スミレ雲
5
【図書館本】確かに2018年の後半に読んだと思う。ライプニッツに興味を持ち、人となりを知りたくて、借りたんだ。内容は覚えてないけど、彼とスピノザあたりに興味がある、最近。
クラウド
0
ライプニッツの思想、歴史的位置などを比較的平易に概観することができる数少ない書物。 といっても私は数学に疎いため、しっかりと読めたのは思想のなかでも生命、人間、そしてモナドに関する部分のみではある。 世界と人間を包み包まれるモナドの概念、そこからは神の視座を前提としつつも、個体としての希望を抱かせるものとなっている。 また私はこのライプニッツの『モナドロジー』をモチーフの一つとしているゲーム作品の『ゼノブレイド』シリーズのファンでもある。そことも参照しながら、彼のモナド論への理解を実感できたように思う。2024/02/11
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- 和書
- 浮雲 新潮文庫 (改版)