内容説明
コンピュータは医療現場をどのように変革したか。バイオエシックスと医療情報学との邂逅。個々人の医療情報が次々と電子化され、網の目のようなネットワーク上を飛び交う「生命情報社会」の到来を目前に、医療IT化に伴って生じてくる倫理的諸問題に鋭く切り込んだ注目の書。
目次
第1章 生命倫理学と医療情報学―序論
第2章 医療情報学と人間の価値
第3章 医療におけるコンピュータに基づいた決定に対する責任
第4章 医療情報システムを評価すること―社会的文脈と倫理的課題
第5章 医療情報―アクセス、守秘、よい実践
第6章 臨床実践における意思決定支援ソフトウェアの使用をめぐる倫理的問題
第7章 アウトカム、無益な医療、そして保健政策研究
第8章 メタアナリシス―概念的・倫理的・政策的諸問題
著者等紹介
グッドマン,ケネス・W.[グッドマン,ケネスW.][Goodman,Kenneth W.]
マイアミ大学生命倫理・哲学フォーラム所長
板井孝壱郎[イタイコウイチロウ]
宮崎大学医学部准教授・附属病院臨床倫理コーディネーター。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学(1997年)。専門は哲学・倫理学、臨床倫理学、生命・医療倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。