内容説明
心は世界をどう見るか。世界という実在、その中で生きるわれわれの心、言語、価値、そしてこれらについてのわれわれの知識(科学)―哲学の永遠の諸テーマに、分析哲学の立場から鋭く切り込んだ本格的論集。
目次
1 科学(活動実在論の擁護―光速度の測定に即して;科学と常識―ソーゼイン・タ・パイノメナ)
2 言語(言語の意義から実在へ;ウィトゲンシュタインの感覚所与説批判)
3 心(推理する本能、または行動から見た理性;物理主義と心的因果―キム説再考)
4 価値(自然主義的誤謬と「である‐べきである」問題;カントの自由意志論再考)
5 エピローグ(道徳成立の背景―われわれはなぜ道徳的か)
著者等紹介
中才敏郎[ナカサイトシロウ]
1948年生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、大阪市立大学大学院文学研究科教授
美濃正[ミノタダシ]
1950年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、大阪市立大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 作詩の技法