ジェンダーで学ぶ宗教学

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  • サイズ A5判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790712794
  • NDC分類 161
  • Cコード C1014

内容説明

もはやジェンダーの視点なしに宗教を語ることはできない。これまでの宗教学が掲げる客観性や中立性を問題視し、わたしと世界との望ましい関係をつくりだすためのスリリングなテクスト。

目次

ジェンダーで学ぶ宗教学とは?
1 ジェンダーから見る宗教(仏教;キリスト教;イスラーム;ヒンドゥー教;現代日本の新宗教)
2 宗教におけるジェンダー実践(神話;儀礼;穢れ;女神信仰)
3 ジェンダーの宗教学が読み解く現代世界(生命倫理;スピリチュアルケア;宗教と性的少数者;ポストコロニアル;宗教運動)

著者等紹介

田中雅一[タナカマサカズ]
京都大学人文科学研究所教授。宗教人類学、南アジアの宗教

川橋範子[カワハシノリコ]
名古屋工業大学准教授。宗教学、ポストコロニアルフェミニズムと宗教、現代日本の仏教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ckagami

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「何のための、誰のための、「女神、女性の神話」なのかを考えることなしに、ナイーヴに「神話がすき」とかいっていると、神話に(つまり意図的に自分たちに都合のよい物語を作り出す者たちに)利用されるだけである。」松村一男「神話」、P125。拾い読み。2015/09/15

もいちゃん

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ヒンドゥー教の話が印象的。 大叙事詩マハーバーラタに登場するヒロイン、ドラウパディーには五人の夫がいるのだが、一妻多夫制はインドの婚姻の理念から大きく逸脱している。 現代ではドラウパディーは独身女神カーリーと同様にインドでは村落神として祀られる存在だが、 一般的に女性蔑視が強く残るヒンドゥー教にあって(女性は貞女であるかぎり女性の鑑として讃えられ、さらに1人の男の管理下にあるべきとされる)なぜこのような女達が祀られるかは興味深い。 単純に恐れや穢れの対象なのか、家父長制の否定的な現れとして女性達を勇2012/08/24

ミサ

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世界3大宗教から日本の新宗教まで,さまざまな視点から宗教における女性について書かれたもの。ただ筆者によっては明確に自分の意見を盛り込んだものもあるので,あまりのめり込まずに客観的に見たほうが無難。2009/08/05

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