内容説明
国際化の中の外来語、国内の言語問題としてのカタカナ語について、言語・文化接触、コミュニケーション、言語政策といった観点から多面的に考察、外来語との向き合い方を提示する。
目次
第1章 外来語の現代的見方と研究方法(外来語を見る2つの視点―言語文化論と言語生活論;外来語の研究方法)
第2章 言語接触・文化接触から見た外来語(言語接触と外来語;外来語導入による意味・用法のゆれ;外来音とアイデンティティー;アルファベット曲名の今日性;テレビ番組中の中の外来語)
第3章 コミュニケーションから見た外来語(コミュニケーション・バリアとしての外来語;日本人各層における外来語の理解度;特定集団における外来語意識)
第4章 言語政策から見た外来語(日本とフランスの外来語政策;役所の取り組み;外来語を「言い換える」とは;外来語をどう「育てる」か)
著者等紹介
陣内正敬[ジンノウチマサタカ]
1954年佐賀県に生まれる。1982年九州大学大学院文学研究科博士課程(言語学専攻)中退。関西学院大学総合政策学部教授、博士(文学)。外来語委員会委員(国立国語研究所)、文化審議会国語部会委員(文化庁)。2001年北京日本学研究センター客員教授。専攻は社会言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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