内容説明
ロシア構成主義と西側のアヴァンギャルドが出会い、大戦間にドイツおよび中欧各地で花開いた国際構成主義。それは現代の芸術理論にも多大な影響を及ぼした。芸術・デザイン・写真・映画などの作品分析を通して、その今日的意義を問う。
目次
第1章 ロシア構成主義(ロシア構成主義の始まり;ロトチェンコとリシツキー ほか)
第2章 国際構成主義(ベルリン―東西アヴァンギャルドの出会い;「構成主義インターナショナル」(K・I) ほか)
第3章 中欧における構成主義の成果(デザイン・ジャーナル『G』とベルリンの構成主義;コブロの彫刻とポーランドの構成主義 ほか)
第4章 建築・写真・映画における構成主義(時空間としての建築―リシツキーの“雲の鎧”をめぐって;光の造形―モホイ=ナジの写真 ほか)
付章 アメリカにおけるロシア構成主義の受容―ポストモダンから見た構成主義(「芸術」と「生産」;フェティシズムの克服 ほか)
著者等紹介
谷本尚子[タニモトナオコ]
1999年京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科博士後期課程機能科学専攻単位取得退学。大阪人間科学大学人間環境学科准教授、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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