内容説明
アメリカ文学が自己確立と発展を遂げ、世界文学となった二〇世紀に焦点を合わせ、気鋭のチューターたちがその文学世界の特質とおもしろさを多面的に叙述する。
目次
二〇世紀アメリカ文学の見取り図
第1部 時代を映す鏡としての文学(二〇世紀文学の幕開け;モダニズム・アメリカ文学;ニューディール期アメリカ文学;戦争とアメリカ文学;ポストモダン文学への誘い―『黒い時計の旅』をめぐって)
第2部 多文化主義の文学(女性文学―ヴァイオレンスという座標軸;アフリカ系アメリカ文学;ユダヤ系アメリカ文学;先住アメリカ人の文学;アジア系アメリカ文学―「再生」をめぐって)
第3部 多様化するジャンル(批評理論の変遷;現代詩の潮流―声の諸相を聞く;現代演劇の冒険―テーマ・パークのリンカーン;映像文学;ネイチャーライティングと環境文学―身体としての自然、その隠れた意味の解読をめぐって)
第4部 越境する文学(クィア文学;カリブの文学;村上春樹とアメリカ文学;アメリカ文学を訳す)
著者等紹介
山下昇[ヤマシタノボル]
相愛大学人文学部教授
渡辺克昭[ワタナベカツアキ]
大阪外国語大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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