内容説明
「人が差別をするのではない。人の置かれた社会的立場性が差別をなさしめるのである」。社会学的認識から洩れ落ちてきた「関係性の間隙(すき間)」を活写するソシオグラフィの魅力。
目次
「構造的差別」のソシオグラフィにむけて―手紙形式による人権問題講義
第1部 支援する論理・排除する論理(『セックスボランティア』を読んで安心した人たちへ―障害者に対するセックスケアの困難;アチラとコチラのグラデーション―障害者介助の技術と介助者の日常;ハンセン病者を嫌がり、嫌い、恐れるということ)
第2部 「不法」の場所へ/「不法」の場所から(「不法占拠」の系譜学―「不法」の脱構築;「不法占拠」を生きる人びと;支援者からの撤退か、それとも…―野宿者支援における応答困難の現場から)
第3部 「沖縄」―表象を超えて(ひとつの場所/いくつかのシーサー―宝塚市における沖縄出身者と「沖縄」;「ダイビングの島」の発展と変容―本土からの沖縄移住者の役割を中心に;穴の来歴―環境保全条例の制定に向けた島嶼社会の戸惑い)
著者等紹介
三浦耕吉郎[ミウラコウキチロウ]
関西学院大学社会学部教授。社会学、社会史、社会意識論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ディス
1
〇。そもそも「構造的差別」とは何か…がちょっと掴みづらい。単に「差別意識のない差別」というだけではなく、社会の仕組みや支配的価値観に内在する差別…とのことだけど、例えば「生き物は子孫を残す必要がある。だから異性愛が基本」みたいなものも、やはり構造的差別なんだろうか…と思うんだけど、この本で触れられているのはもっと細かい話のような気がする。やや古い本なので、今は新しい語彙で表現されてるのかも。話自体は興味深いものばかりで、野宿者支援やセックスボランティア、ハンセン病の話などが特に。2026/02/06




