内容説明
「日本笑い学会」会長が、哲学的、社会学的、科学的視点から「笑い」を真面目に研究する。箸が転んでもおかしい人も、久しく笑っていない人も、一緒に考えてみませんか。
目次
はじめに―「笑い学」の提唱
笑う門には福来る
笑うのは人間だけか
人間は何故笑うのか
よく笑う人笑わない人
笑いに対する態度―社会の影響
笑うと体内で何が起こるのか
笑いとコミュニケーション―笑顔について
ともに笑い合う―緊張と対立を超えて
社会のストレスと笑い
「笑いの理論」をめぐって―「笑い学」の必要
ユーモアとは何か
ユーモアと創造性
笑いと教育―笑って・笑われて・ともに笑う
笑いと生命力―汲めども尽きぬ笑いのエネルギー
笑いの復元力―心身のホメオスタシス
笑いの修復力―人間関係の調整
笑い学が目指す地平
著者等紹介
井上宏[イノウエヒロシ]
1936年大阪市生まれ。1960年京都大学文学部哲学科社会学専攻卒業、読売テレビ放送入社。1973年に関西大学社会学部へ。1981年社会学部教授。1994年から総合情報学部教授。2003年4月より関西大学名誉教授。1989年フルブライト招聘教授として米国ロックハースト大学客員教授。1994年「日本笑い学会」設立。1999年から3年間、大阪府立上方演芸資料館(「ワッハ上方」)館長。2001年から2年間、国際ユーモア学会理事。専攻、情報メディア論、コミュニケーション論、笑い学研究。現在、日本笑い学会会長、(社)生活文化研究所所長、大阪市社会教育委員など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒダン
11
笑い学のカテゴリ 1.笑うという行為(ホモ・ルーデンス、健康)2.笑いと社会(コミュニケーション)3.笑いの素 のそれぞれについて広く浅くけっこう真面目に15講で語る。アメリカ人の笑顔が素敵なのは背景の異なる人とコミュニケートするため。それくらいコミュニケーションにおいて笑顔は有効。面白いと思ったのはユーモアについて書いている11,12講目。ゆとりを持って自分や回りを見つめることがユーモアにつながる。差し迫った状況にも呑み込まれずそれを外から見る余裕がユーモア精神というものだとあり、なるほどと思った。2015/10/19
こけし
3
「笑う門には福来る」賛成!!!読んですぐ、「日本笑い学会」検索しました。笑うって素晴らしい!人生に必須!本当に笑うと元気になります。2014/01/20
マリー
2
▶ユーモアは人の生き方を言い表す観念として考えられるようになった▶漫才のボケとつっこみ、ボケのタイプとしては以下がある。脱線、真似、洒脱、混線ホラ、悪態、屁理屈、滑稽▶喜劇も芸術も科学も、創造性には※バイソシエーションが不可欠(※2元結合。一見関係がなく別々の領域のものが同一平面で瞬間的に結合する時。→その時に笑いが起こる)▶122歳まで生き世界最高齢と言われたフランスのカルマン夫人曰く、長生きの秘訣は「退屈しないことと笑うこと」2019/10/02
ゆき
2
図書館本:サポメのブックレビューの時に合わせて読もうと思いつつ1月あまり経過・・・。ようやく読みました。笑う門には福来るですね。2014/09/25
穂積
2
笑いに関する諸々を網羅した1冊。それだけに浅い内容となってしまっているように思われる。科学的論証が足らず、民間信仰のような感さえある。だが、社会と笑いの関係への言及が興味深かった。2011/09/19