内容説明
なぜ、いま、中国社会において親族や家族のつながりが見直されているのか。最新のフィールドワークをもとに、現代中国における親族研究の意義を問い直しつつ、1世紀半に及ぶ文化人類学の知的遺産を再評価する。
目次
第1章 親族研究の歴史と中国社会
第2章 人類学にとっての中国というフィールド―欧米人・中国人・日本人のまなざし
第3章 中国社会と親族の絆―家族・宗族
第4章 宗族発展のサイクルと地域性
第5章 現代における宗族の復興
第6章 現代中国社会と父系出自のもつ意味
著者等紹介
瀬川昌久[セガワマサヒサ]
1957年岩手県花巻市生まれ。東京大学学術博士、専攻は文化人類学。東北大学東北アジア研究センター教授
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