近代日本の教育学―谷本富と小西重直の教育思想

近代日本の教育学―谷本富と小西重直の教育思想

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  • サイズ A5判/ページ数 363p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784790710394
  • NDC分類 371.21
  • Cコード C3037

内容説明

「京大沢柳事件」で大学を追われた谷本富と「京大滝川事件」の際の京大総長・小西重直。二人の教育学と教育思想の検討を通して、近代日本の教育学がいかなる問題意識と課題設定のもとに展開されてきたかを明らかにする、著者渾身の労作。

目次

1 谷本富の人と教育思想(谷本富と樋口勘次郎の教育方法思想―明治三〇年代の国家主義と個人主義;明治末年期における谷本富の教育思想;谷本富と沢柳政太郎―教育学の相克;大正デモクラシーと谷本富;谷本富の宗教教育論)
2 小西重直の人と教育思想(小西重直における教育学の生成;明治期における小西重直の教育学;昭和期における小西重直の教育思想―「敬・愛・信」と「労作」の教育学;小西重直の「国民学校」論)

著者等紹介

稲葉宏雄[イナバヒロオ]
1931年岐阜県大垣市に生まれる。1954年京都大学教育学部卒業。1959年京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得。1959年京都女子大学文学部専任講師(’65年、同助教授)。1972年京都大学教育学部助教授(’79年、同教授)。1995年京都大学教育学部定年退官。1995年近畿大学生物理工学部教授。2000年龍谷大学文学部教授(’03年、任期満了退職)。現在、京都大学名誉教授
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