内容説明
もう一歩深く、“ドイツ”という森へ。環境先進国、「歴史の教訓」を深く胸に刻む国、移民排斥・ネオナチ問題を抱える国、ドイツ。ヨーロッパ統合という壮大な実験において拡大深化を続けるEUの中心的存在・ドイツ。アメリカ中心世界化へのアンチテーゼとして、さらに、アジアのなかの日本を照らす鏡として、ドイツ社会をより深く知るために。
目次
1 歴史(ヨーロッパ史のなかのドイツ;現代史―ドイツ統一とEU)
2 現代ドイツ制度・文化論(政治・法制度と多様性;転機に立つ教育制度;ドイツ現代芸術論:パンドラの箱―サイバースペースと現実世界:芸術‐バーチャルで具体的な‐憩いの島?)
3 EUとドイツ統一後の諸課題(EUの体制;外国人問題:ようこそドイツへ;移民と国籍;最近の法的トピックス)
著者等紹介
浅川千尋[アサカワチヒロ]
天理大学人間学部教授
カルステン,ウーベ[カルステン,ウーベ][Karsten,Uwe]
天理大学国際文化学部教授
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