Sekaishiso seminar
ゲオルク・ジンメルと社会学

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790708797
  • NDC分類 361.234
  • Cコード C3336

内容説明

ジンメルは、社会学にとって何者だったのか、そして何者になるのか。気鋭の執筆陣がその問いに答える。ジンメルの復権。

目次

1 社会学史のなかのジンメル(G・ジンメルと二〇世紀の社会学;ジンメルと日本社会学;アメリカ社会学におけるジンメル受容)
2 ジンメルの思想と論理(ジンメルとウェーバー―『貨幣の哲学』をめぐって;形式社会学の諸位相―ひとつの解読の試み;質的個人主義と個性的法則 ほか)
3 ジンメル社会学の解読(自己言及と相互作用―ジンメルと鏡像の近代;エッセイズム・アナロジー・アイロニー―ジンメルの語りと社会学;二つの美と社会学)

著者等紹介

居安正[イヤスタダシ]
京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、神戸大学名誉教授、龍谷大学非常勤講師

副田義也[ソエダヨシヤ]
東京大学大学院社会科学研究科修士課程修了。筑波大学名誉教授。現在、金城学院大学特任教授

岩崎信彦[イワサキノブヒコ]
京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、神戸大学文学部教授
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感想・レビュー

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うえ

6
(徳田論文)ぽっと出だった社会学が、19世紀後半の米国で大きな力を持てたのはスペンサー主義が、成功者たる資本家たちを「適者生存」として擁護するものと見なされたから。しかし20世紀初頭、ジンメル社会学はネオダーウィニズム社会科学への対抗意識の元受容されていく。「説明原理としての遺伝説への克服」があったから。(早川論文)しかしジンメルの美学にはダーウィニズムがあった。美は「種にとって有用なもの、望ましいものが、世代の継起の中で残っていく」とはいえ資本家はともかく美術作品等が適者生存していっても困らない気はする2021/07/23

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