内容説明
たばこ訴訟に潜む意味を探る。喫煙者がたばこ会社を告発する。彼らが被害者の立場をとるようになったのはなぜなのか。喫煙を取り巻く世界はどのように変わりつつあるのか。たばこ訴訟を文化の次元で考察する。
目次
1 たばこ訴訟の展開(米国たばこ訴訟の展開とたばこ政策―喫煙自由と喫煙禁止との狭間;アメリカたばこ訴訟の展開 ほか)
2 喫煙秩序の生成(たばこ訴訟の変容と運動のアイデンティティ;喫煙をめぐる職場秩序の動態―労働省ガイドラインは何を導くのか ほか)
3 喫煙規制の意味論(たばこ規制の国際的諸側面;合法ドラッグと法の現実規定力 ほか)
4 喫煙意識と政策(たばこをめぐる公共政策;喫煙をめぐる権利意識―アンケート調査を素材に)