内容説明
モリスン文学の源泉と思想。伸びやかで自信と誇りにあふれたエネルギー―過去の黒人女性の生を現代のわたしたちの中に取り戻し、いまを生きる力に融合する。
目次
序論 現代アメリカの人種問題の位相とトニ・モリスン
第1章 モリスン文学の源泉とモリスンの思想
第2章 『青い眼がほしい』論―ピコーラの悲劇とファンキネスの喪失
第3章 『ビラヴィド』論―モリスン文学の新展開
第4章 『ジャズ』論―愛の喪失と再生に流れるもの
第5章 アメリカ的想像力と黒人存在―『闇に遊ぶ』を読む
第6章 モリスン研究を読む