内容説明
交錯する言説と豊穣な思考の空間。インカ時代以降の歴史と文化を歴史学・文化人類学・文学の分野より考察し、中央アンデス高地に生きる人々の精神世界に迫る。
目次
第1部 アンデスの歴史―新しい視点(激動期のアンデス―「タワンティンスーユ」から「ペルー副王領」へ;一七世紀アンデス社会考―流動する時代)
第2部 アンデスの文化人類学―異文化理解のために(アンデス牧民の繁殖儀礼;中央アンデス南部高地の社会経済;今日に伝わるアンデスの口頭伝承)
第3部 アンデスの文学―インディオはいかに描かれたか(ラテンアメリカ文学に描かれたアンデスのインディオ;インディヘニスモ文学とアンデス住民)