内容説明
生命なければ情報なし。情報なければ生命なし。情報はすべて生命が作る(生きとし生ける物いずれか歌をよまざりける)。社会とは意味‐情報のインターネットワーク・システムである。高度情報社会におけるシステムの肥大と逸脱(マニエリスムとしての社会システム理論)の可能性に対して、部分システムとしての法はどうあるべきかを本書は論ずる。
目次
序論 ハイパーシステム・ネットワークとマニエリスム
第1章 N・ルーマンのシステム理論におけるバロック、あるいはポスト・モダン
第2章 法哲学とポスト・モダン
第3章 社会防衛刑法とシステム理論
第4章 ドイツ・ロマン派と刑事責任能力
補遺 社会システムと「新しい学」(ヴィーコ)