内容説明
従来の公私論を問い直し相互行為モデルを提唱する。強制収容所・精神障害・「おたく」・日本文化論などをテーマにコミュニケーションの深層に迫り、私化する現代社会の動向を追う。
目次
序 プライバシーを問うことと、自己を問うこと
第1章 シンボリック相互行為論と役割理論―プライバシー論への基礎作業〈1〉
第2章 私的世界、公的世界の社会的構成―プライバシー論への基礎作業〈2〉
第3章 プライバシー考―相互行為モデルから見たプライバシー
第4章 全体的組織と自己の社会的構成―プライバシーの否定されたケースについて
第5章 相互行為の孤立と解体―「おたく」と精神障害のケースをとおして
第6章 間人論と相互行為論―日本におけるプライバシーや私的世界のあり方
第7章 「実体」としての組織、「フィクション」としての組織
終章 相互行為・自己・プライバシー―現代社会におけるプライバシーの意義
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