内容説明
ことばの獲得から豊かな言語生活へ。その教育のあり方を追求する気鋭の研究者たちが理想の国語教育体系をここに構築。
目次
基礎論
原論
基本理念
領域論
指導論
研究論
事項―国語教育を学ぶための基礎事項30項目
文献―国語教育を学ぶための20冊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もん
1
国語教育を行う上で知っておかねばならない理論や考え方を知る上で為になった本でした。国語教育は言語を用いて子どもの認識を変化させる働きが重要だという考え方は目から鱗で自分も意識していきたいと思っています。2011/04/10
ヒマワリ
0
返却期限が迫っていたので第二編まで。昔の本だけど指導要領改定に通ずる部分も多く見られた。 大学の授業でさらっとしか習っていないことが詳しく書いてあったので良かった。国語科は言葉の授業であり、言語コミュニケーション能力を高めることが大きな目標になる。だからこそ学校での学びが大事。「ことばが認識を作るということは、ものの言い方の一つで雰囲気が違ってくること、ある人の一つの発言で心の中にかかっていたモヤが取り払われたように思われること」納得だけど、この実態のないふんわりとした現象を扱うのは非常に難しそう。2021/05/30