内容説明
古くてしかも新しいテーマである氏・戸籍・祖先祭祀の問題に綿密な検討を加え、現代的視点からわが国の家族の法と歴史を俯瞰した労作。
目次
第1章 法的家族像と家族法制―国家政策と法
第2章 わが国の苗字法制―明治前期を中心として
第3章 夫婦の氏―明治民法施行前を中心として
第4章 夫婦別氏論
第5章 離婚配偶者の氏の変更―昭和51年法改正以後の判例動向
第6章 戸籍制度とプライバシー
第7章 祭祀条項の改正と法構造
付章(「国名・旧官名禁止令」―堺県若江郡長田村の場合;「隣人訴訟」と日本人の法意識)