内容説明
二大社会規範としての法と道徳は、避妊、中絶、体外受精、ポルノグラフィーなどの現実的諸問題にどのように対処すべきか。
目次
1 法と道徳をめぐる闘争
2 道徳的多数派か―カトリックの見解
3 不道徳な少数派か―自由主義者の見解
4 法は道徳と無関係であるか―法律家の見解
5 ミルの「他人への危害」原則
6 ハートとデヴリンの論争
7 別の枠組み
8 胚を用いる実験と代理妊娠―「ウォーノック報告」
9 避妊・子供の権利・親の権利―ジリック裁判
10 医療におけるパターナリズム―インフォード・コンセント
11 資源の配分―腎臓透析
12 平等―差別の問題
13 自由―表現の自由とポルノグラフィー
14 法の道徳と道徳
付録 法と道徳についての所見




