感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
K
8
サルトルの現象学、全体化の理論、マルクス主義や構造主義との関係、文学論など。フッサール的現象学は、すべてが意識の中の意味でしかない、との考えであるが、サルトルはそうは考えず、世界はそれ自体存在するが、それには意識が構成する必要がある、といった感じでしょうか。二元的一元論(世界と意識は常にセットという意味で)のような考えなのかな。『存在と無』を読んでてもそこら辺の規定は何度も悩まされた。あとは、構造との関係について。構造主義とかと相反すると思ってたが、そうでもなく、人間的自由が支配者ならいいのか...?2022/12/09




