内容説明
庶民の救いは女神観音にあり。観音がインド、中国、日本などの地で女性ないし女神として現れ、それがどのように展開したのか。女神として示現した観音はわたしたちに同伴して、わたしたちに手を差しのべてくれる。庶民信仰の流れのなかに観音の霊験と諸相をみる。
目次
第1章 女神観音信仰
第2章 仏教の伝播―インドから中国へ
第3章 インド・チベット・ブータン・ネパールにおける仏教信仰と女神観音
第4章 中国・台湾・ベトナム・朝鮮半島における仏教信仰
第5章 日本への仏教伝来
第6章 日本の観音信仰
第7章 諸観音の女神性
第8章 三十三所観音霊場における女神観音
第9章 物語のなかの女神観音
著者等紹介
小島隆司[コジマタカシ]
1941年東京・小石川生まれ。東京都立大学工学部卒業。同大学人文学部哲学科中退。現在、日本石仏協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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