内容説明
癌と脳梗塞から生還した著者が、自らの心身を教材に学び得た生と死―。痛みと祈りに彩られた人生そのものを綴る、12章の光の滴。
目次
産道は生きるか死ぬかの戦場だった
二分された私
すり抜けるスリル
沈黙する想像力
細胞レベルでの約束
夫婦の掠り傷
リハビリの街角で
突き抜けて病苦
赤ちゃん返りと幼な子に還る
消された未来
八月のレクイエム
その春に何が
著者等紹介
熊谷幸子[クマガイサチコ]
1932年生まれ。岐阜県出身。東京女子大学卒業。ラジオ番組、TV番組の企画・制作を経て、広告会社協同宣伝に入社。コピーディレクター、ライターとして、主に銀行・食品を手がける。55歳、ステージ3の腎臓ガンが見つかる。生還。82歳、脳梗塞で倒れ右手足の自由を失う。現在、エッセイスト、子どものお話し大好きバーバとしても発信(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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