出版社内容情報
いたずらっ子のバートラム王子は、おこった魔女に竜にされてしまう。子どもたちへの愛情をこめて描かれたこの絵本は、作者が祖父母にささげた物語。
内容説明
バートラム王子は、すごくわるい子です。いたずらばかりしていたら、ある日とうとう、おこったまじょに、りゅうにされてしまいました…!『ふたりはともだち』のアーノルド・ローベルが、自分のおじいさんとおばあさんにささげた物語。いたずらっ子の王子と、まわりのおとなたちが、愛情をこめてえがかれています。4歳から。
著者等紹介
ローベル,アーノルド[ローベル,アーノルド][Lobel,Arnold]
1933年ロサンゼルスに生まれる。その後ニューヨークで暮らし、生涯にわたって子どものための本を描きつづけた。1987年没。たくみな語り口とあたたかなイラストで、人生の機微をユーモラスに描いた数々の絵本は、多くの子どもたちに愛されている。自作の絵本に『ローベルおじさんのどうぶつものがたり』(コルデコット賞)などがあり、夫人のアニータ・ローベルとの共作に『りんごのきにこぶたがなったら』『ABCのおかいもの』などがある
ゆもとかずみ[ユモトカズミ]
1959年東京に生まれる。東京音楽大学作曲科卒業。作家。『夏の庭』により日本児童文学者協会新人賞、児童文芸新人賞を受賞。同作は世界各国で翻訳され、アメリカではボストン・グローブ=ホーン・ブック賞を初め3賞を受賞している
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
51
わがままで乱暴者の王子はみんなに嫌われていた。ある日、空を飛んでいた魔女に石をぶつけたバートラム王子は魔法で竜の姿に帰られてしまう。竜になったバートラムはバカにされいじめられて一人ぼっちになってしまった。ハピエン安心。▽アーノルド・ローベル絵本。小学2年生に読み聞かせした。2019/11/12
♪みどりpiyopiyo♪
39
むかし むかし、ある国に 王子が うまれました。「バートラム王子さま、ばんざーい!」 ■やんちゃなちびっ子のお話をよみました。皆に祝福され、誕生したバートラム王子。いたずらばかりしていたら、あれ? あれれ…? ■ちいさい頃って、程度の差こそあれ 誰にでもこんな一面がありますよね。ピンチの前と後のバートラムの表情に注目 ✩⡱ ■大切な人や大切な事は大切にしなきゃ って気がつく年頃ってあると思うの。それまで 周りの大人は温かく見守ってあげたいですね ( ' ᵕ ' ) (1963年、日本版 2003年)(→続2019/10/31
Shoko
31
図書館本。読み聞かせ。いたずらっ子のバートラム王子は、いつも悪さばかりして、周りの人々を困らせています。「ああ、どうかいい子になっておくれ」毎日、お仕置きでバートラムのおしりを叩く王様の手は、赤く腫れて痛くなりました。ある朝お城の塔のてっぺんにいたバートラムは、愛用のパチンコで鳥をうち落とそうとしていました。ところが、鳥だと思って撃ったのが実は魔女で…。「ちょっと僕みたい」と次男。そうね、ここまでひどくはないけども。ヤンチャなお年ごろの次男は竜に変えられてしまったバートラムを神妙な表情で見ていました。2021/08/01
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
26
アーノルド・ローベルの本。悪戯ばかりで皆を困らせているバートラム王子。ある時魔女に龍にされてしまう。悪いことをすれば自分に返ってくる、それを学べる本。2018/02/23
みつばちい
21
いたずらばかりの困った王子が魔女に呪いをかけられ竜になってしまう。怪物扱いを受け、城を出て動物の住む場所へいっても異端扱い。親に会いたいと願い落ち込む中、逆さまに埋もれた魔女を見つけて・・?2024/01/06