出版社内容情報
かのナポレオンをして「見よこれが人間だ」とうならせたゲーテ。その生涯と芸術作品はどの一片をとっても、人々に生きる喜びと生命を与えてやまない。ゲーテから学ぶことはあまりに大きい。抒情詩を楽しみつつ生きるヒントを探る。
孤独/ワイマル/愛/旅人の夜の歌/『ファウスト』/物語詩/ゲーテの生涯と作品/あとがき
内容説明
ゲーテにとっても、人生は苦く、暗い苦難の道であった。一生をふりかえって自分でしあわせだったと思えるのは、十刻もなかった。しかし、人生を生きることは、やはりほんとうに美しかった。彼の生涯と芸術作品は、どの一片をとってもいつも人びとに生きるよろこびと生命とを与えてやまない。彼は、ほんとうの詩人だった。抒情詩をたのしみつつ生涯と作品をさぐる。
目次
孤独
ワイマル
愛
旅人の夜の歌
『ファウスト』
物語詩
ゲーテの生涯と作品
著者等紹介
小塩節[オシオタカシ]
1931年長崎県佐世保生まれ、東京大学文学部独文科卒。国際基督教大学、中央大学文学部教授(ドイツ文学)、フェリス女学院院長を経て、同女学院理事長、ひこばえ幼稚園園長、中央大学名誉教授。その間に駐ドイツ日本国大使館公使、ケルン日本文化会館館長、国際交流基金理事・同日本語国際センター所長等を兼務。ドイツ連邦共和国功労一等十字章、同文化功労大勲章叙勲、日本放送協会放送文化賞等を受賞、ケルン大学名誉文学博士、1998年ワイマルにてゲーテ・メダル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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翔亀
34
ゲーテは、小説家、自然科学者、弁護士、政治家、画家でもあったけど根っからの詩人であったとする著者が、ゲーテの詩を並べながらゲーテの人生を語る。ゲーテの人生はその職業や時代への対応において変化に富んでいるから、例えば柴田翔のように人生の各段階における作家の思想や作品の変遷に力点を置く捉え方もあろうが、本書ではゲーテの中で一貫していたものに力点を置く。それが、詩人ということだ。表現の素直さという点で一貫している、という。まあこれはコインの表と裏に過ぎないだろう。ゲーテが苦境の時でも、表現された詩はいつも↓2020/09/21
冀望
1
ゲーテ愛溢れる著者が、ゲーテを詩人として読み説く。タイトル「私のゲーテ」。なるほどな・・・っと。2010/12/19




