内容説明
藤原純友と平将門は共に反旗を翻そうと盟約をかわし、その証として純友の息子・九郎は東国へ送られ、将門の娘・夜叉を娶った―。武に長けた美丈丸、「持衰」という悲運の役を担う千代童、夜叉の姉・如月尼。大乱を阻むべく陰陽師たちの呪術の声が地に満ち、将門の怨霊とともに、絢爛豪華な大妖術戦が始まった。東西覇王の乱に大地は燃え上がり、戦場を、原野を、愛と官能の魂が疾駆する―。将門の娘・滝夜叉姫が華麗に甦る傑作伝奇、皆川世界の新境地。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
冬見
14
時は平安。藤原純友から平将門の元へ送られた息子九郎の乗る船には持衰と呼ばれる航海のうちに起こる禍を引き受ける贄が乗せられていた。ある日、裏切り者の存在を見通した持衰はその力に目をつけた興世王に引き取られ覡・道摩として幻視の力を強めてゆく。◆生涯をかけて、たったひとりの男への恋のために狂い、追い詰め、宿命を操った男の物語。すべてはこの幕切れ、この瞬間のためにあったのだ。絡み合う数多のいのちの物語も、因縁も、すべて。2022/03/07
カツイチ
7
なんてこった!読み終わってしまった!この物語に残念なことがあるとしたら、ただひとつ、終わること。2022/03/17
恵美
2
美丈丸との深い繋がりが欲しいからと、敵になる千代童の狂った恋。BL色の強い濃密な関係がいい。2022/09/24
イツキ
2
正しくは瀧夜叉。単行本版の登録がこっちしかないようなので仕方なし。道摩の造形が色っぽくて美しい。相手の宿命を司るという形の恋。狂った恋に生きた姿が印象的でした。九郎があまり報われないのがちょっと悲しい。2022/07/27
夏子
2
幻想的で恐ろしく、切ない話でした。2011/11/19
-
- 和書
- スズメバチの生物学




