内容説明
本書における翻訳のメソッドは、日本の現代詩のブランク・バース性に即し、逐語文脈でテクストの明晰な意味性を取り出すことにある。ロシア詩は韻文詩が基本だから、散文的に見えるかもしれない。が、最前線の現代ロシア詩は、今や小文字表記、無韻、世界の現代詩の趨勢に接近しつつある。こんにちの“生きたロシア語”をもって活かした。
目次
月光
囚虜
林間にて
湖上の薔薇
物質の真昼
晩い秋
黒い蝶
無名戦士の墓
踊れ、メァリ!
インド民衆に寄せるエピグラム〔ほか〕
本書における翻訳のメソッドは、日本の現代詩のブランク・バース性に即し、逐語文脈でテクストの明晰な意味性を取り出すことにある。ロシア詩は韻文詩が基本だから、散文的に見えるかもしれない。が、最前線の現代ロシア詩は、今や小文字表記、無韻、世界の現代詩の趨勢に接近しつつある。こんにちの“生きたロシア語”をもって活かした。
月光
囚虜
林間にて
湖上の薔薇
物質の真昼
晩い秋
黒い蝶
無名戦士の墓
踊れ、メァリ!
インド民衆に寄せるエピグラム〔ほか〕