あんけら荘夜話 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784790508786
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0076

目次

序章 「文枝」になった日
第1章 少年時代
第2章 あやめ、駆け出す
第3章 闘病時代
第4章 小文枝の春
第5章 小文枝八面六臂
第6章 文枝一門銘銘伝
第7章 文枝襲名への道
終章 文枝、はばたく

著者等紹介

桂文枝[カツラブンシ]
昭和5年、大阪生まれ。昭和22年に四代目桂文枝に入門。「桂あやめ」を名乗る。昭和29年に三代目桂小文枝を襲名。松鶴、米朝、春團治たちとともに現在の上方落語盛況の礎を作った。芸術祭賞をはじめとして上方お笑い大賞、大阪府民劇場賞、大阪市民賞など数々の賞を受賞。昭和59年から平成6年までの10年間にわたり、上方落語協会会長を勤める。平成4年に五代目桂文枝を襲名。平成7年には東京・浅草公会堂前の「スターの広場」に手形が加えられた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ぐうぐう

5
五代目桂文枝の自叙伝。この本がユニークなのは、苦労話が意外と少ないことだ。上方四天王の一人ともなれば、上方落語を復興させていったエピソードがメインになると思いきや、その部分の記述が本当に少ない。それよりも、愉快な思い出話が、懐かしく語られる。それは弟子の話においてもそうだ。三枝や文珍といった出来のいい弟子よりも、きん枝に一番ページを割いているのがおかしい。問題を起こす弟子が、一番可愛かったということか。苦労を自慢するのではなく、滑稽話を微笑ましくさらりと語る。文枝という噺家を、象徴しているかのような語り口2012/04/03

kera1019

3
第六章の「文枝一門銘銘伝」がすごく文枝師匠らしくて良かった。「落語家たるもの」という基準に合わせて弟子を育てるんやなくて"一人一人の個性にあった落語を見つけてやる"という弟子に対する愛情が伝わってきます。元々は踊りを習うつもりで四代目に入門したとはいえ、落語に対する愛情は弟子や仲間の落語家との関係を読んでると他の四天王同様、上方落語界になくてはならない存在やというのがよく分かります。2014/03/13

qoop

3
戦後〜平成初期までの上方落語界を引っ張った立役者のひとりである著者の回想録。とにかく興味深いエピソードがてんこ盛り。特に戦後〜70年代あたりの上方落語の情況などまったく知らないことばかりで。落語以外にも大坂の事情についてなどいろいろ興味の広がる話が多く、刺激を受けた。正直こんなに面白いとは思わなかった。いままで未読だった迂闊さを恥じる!2014/01/17

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