内容説明
長唄14名曲を厳選し、その物語の伝承を追って各地を歩き廻り、さらに膨大な資料の裏付けで、よく聴き、よく唄うために執念を燃やす、社団法人義太夫協会監事で芸能学会理事の「長唄びいき」がつづる長唄読本。
目次
鳥羽の恋塚
綱館
賎機帯
汐汲・官女
浦島
時雨西行
土蜘
景清
紀州道成寺
巽八景
助六
四季の山姥
橋弁慶
著者等紹介
池田弘一[イケダコウイチ]
昭和4年(1929)、東京に生まれる。早稲田大学教育学部国語国文科に学び、昭和26年卒業以来、教員生活を送る。昭和62年3月、東京都立工業高等専門学校教授をもって公立学校教員を退任。以後は学校法人佐野学園に勤務、理事・教授として神田外語大学に「日本芸能史」の講座を持つ。平成12年3月、定年にて教授職を退き、同年4月、大学内に創設されたミレニアムハウス館長に就任。日本伝統芸能の伝承をつとめとする。平成13年4月1日、神田外語大学名誉教授の称号を与えられる。昭和22年、早稲田大学長唄研究会発足に参加して吉住流の長唄の稽古を始め、今日に及ぶ。「邦楽における物語の伝承」を軸として、一年一曲の割合いで長唄曲の考察を神田外語大学紀要に発表。その抜き刷を愛好者に提供している。現在、社団法人義太夫協会監事。芸能学会理事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 海洋開発事典