内容説明
吉原に精通した大田蜀山人の作、清元「北州千歳寿」は、“北州”すなわち“吉原”の繁栄を祝福するもので、詞には遊廓の風俗や四季の行事が織り込まれている。わずか五百字の詞に吉原の貴重史料が!!法学博士・瀧川政次郎の異色の吉原研究
目次
緒論(「北州」詞章の史料価値;吉原文献としての「北州」;江戸時代史における吉原の重要性 ほか)
総説(「北州」の成立;「北州千歳寿」なる題名;「北州」の大意とその構成 ほか)
各論(オキの部;正月の部;春の部 ほか)
著者等紹介
瀧川政次郎[タキカワマサジロウ]
明治30年(1897)5月、大阪市西区に生まれる。法学博士。国学院大学名誉教授。平成4年(1992)1月歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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