内容説明
門閥の外から身をおこし、ついには座頭(ざがしら)の地位に上った名優・三代目中村仲蔵の、出生から大成までを克明に記録した稀有の自伝。初代・二代・三代中村歌右衛門伝、四代・五代松本幸四郎伝、トチリ集「絶句帳」を併せ載せて。
目次
志賀山家の起源
中村勘三郎由緒
市村座起源、附、明暦大火
櫓附茶屋の起源、附、彦三郎の喧嘩
勘三郎代々の事、附、元祖伝九郎の朝比奈
長唄中山小十郎が事、元祖秀鶴の生立
お俊中村伝次郎配遇
竹三郎、三代目中村伝次郎を相続す
高麗蔵仲蔵初めて二立目を勤む
仲蔵初めて定九郎を勤む〔ほか〕
著者等紹介
郡司正勝[グンジマサカツ]
大正2年、札幌生れ。早稲田大学国文科卒。早稲田大学教授。昭和30年、『かぶき・様式と伝承』(寧楽書房)で芸術選奨文部大臣賞受賞。平成10年4月15日歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
-
- 電子書籍
- ザ・コクピット〔小学館文庫〕(9)