内容説明
卑弥呼の亡くなる247年、われらのヒロイン佐紀が生まれる。13歳にして巫女の霊力を授かり、性来の強靱な精神力と自在な想像力により、変転極まりないこの世の浮沈の仔細を透視する。第二十二詩集。
目次
1 壱岐対馬は厳原の(壱岐対馬は厳原の;美事な巫女じゃ ほか)
2 大和政権(土師氏の権勢;赤馬土偶幻想 ほか)
3 吉備「中の圀」の文化(二方への帰還;邪馬台国初代女王 卑弥呼 ほか)
4 吉備王国の盛衰(吉備巨大古墳群;高瀬舟 高梁=玉島を結ぶ ほか)
著者等紹介
岡隆夫[オカタカオ]
1938年岡山県倉敷市船穂町生まれ。1968年広島大大学院文学研究科修士課程修了。1973年海外研修欧米、81年同出張。1978年『エミリィ・ディキンスン詩集』訳、桐原書店。1980年日本現代詩人会員。1986年岡山大文学部教授、ディキンスン国際学会員。1990年文学博士号取得、世界詩人会議、後に数ヶ国での会議に参加発表。1993年岡山大大学院文化科学研究科博士課程初代科長。1999年岡山県詩人協会長。2000年日本詩人クラブ会員。2003年岡山大学名誉教授。2005年第15詩集『ぶどう園崩落』、農民文学賞。2016年第21詩集『馬ぁ出せぃ』、日本詩人クラブ賞、岡山県芸術文化賞、山陽新聞賞。2017年中四国詩人会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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