感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はち
5
このシリーズにしてはとても分厚く、正直きっちり読み切れたとは思わないが小中英之のある程度までは掴めたかなぁ、とは思う。歌論も多く、全てではないけど全体像を把握するくらいはできた。初期歌編まで収録しているなんて優しい。2016/06/09
島
1
正直そんなに安い本ではなかったが、買って正解だった。かなり充実した内容で、この内容だったら全然安いと思う。 小中英之が生前に出した「わがからんどりえ」「翼鏡」は、どちらも歌はもちろん解説と後記まで全てが収録されている。しかも、歌集に入っていない初期歌篇もかなりたっぷり収録されている。なので、小中英之の短歌において「孤独」や「含羞」などのテーマがどのように詠まれてきたかを知ることができた。 また、短歌だけでなく小中英之の評論やエッセー、小中英之についての岡井隆や片山貞美の評論もあり非常によい本だった。2015/07/15