感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はち
3
『ハレアカラ』と『昏睡のパラダイス』。『ハレアカラ』は二度目だが『昏睡のパラダイス』は初読です。そもそもなかなか手に入らなくなってるからなぁ。個人的には『昏睡のパラダイス』が好き。自分でも体感している90年台半ばの雰囲気がひしひしと伝わって来る。「永遠に表示され居り朝刊の行方不明の二人野いちご」「いかなる生も敗北ならば、薬包紙たたいて寄せる白色の粉」「緩慢な破滅だ たぶん幾駅か乗り過ごしたが海に着かない」2015/02/17
ゆき
0
<向日葵を描いた絵筆を洗うとき雲がひろがるようににごるよ>(『ハレアカラ』)、<おにぎりをわったらたらこはみだしたとうさんうみのいえにねころぶ>(『昏睡のパラダイス』)、<カーテンのひだをひきよせふたり見る空からおちてきた朝焼けを>(『ハレアカラ』)、<ひるさがり天道虫を手首から腕に這わせて妹は眠る>(『ハレアカラ』)懐かしさや愛しさを感じた。難しい短歌もあり、またゆっくり再読したい。購入してよかったなと感じた一冊。2012/08/10
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