出版社内容情報
ゆきだるまとかがみもちは、ガラスごしにお互いを見て思いました。「ぼくたちそっくりだなあ」「いっしょにあそびたいなあ」。そんなとき、おじいさんがふと思いつき、庭に出てゆきだるまの頭にみかんをのせると……。
内容説明
「雪だるまみかんのせたら鏡餅」「鏡餅みかんのけたら雪だるま」対句のように浮かんできた句を発展させて書いたお話。雪だるまは暖かいのが苦手。まさに「冷や汗をかいてとけてく雪だるま」の状態になるので、鏡餅といっしょに遊ぶのも一苦労。そっくりさんと友だちになれてうれしい冬に。
著者等紹介
林木林[ハヤシキリン]
山口県生まれ。詩を中心に絵本、作詞、翻訳などを手がける。『ひだまり』(光村教育図書)で産経児童出版文化賞産経新聞社賞、『みどりのほし』(童心社)で児童ペン賞絵本賞を受賞
岡本よしろう[オカモトヨシロウ]
山口県生まれ。武蔵野美術大学油絵学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
62
お互いに、似ているねと見つめ合う雪だるまと鏡餅。ある日、雪だるまは部屋の中に入って鏡餅と一緒に遊んだけど、溶けちゃった😨😨😨おじいさんに助けてもらって、またお外へ。でもまた一緒に遊びたい二人でした😊2024/01/25
どあら
34
図書館で借りて読了。ホント、よく似てるわ❢ 猫のミイちゃんが出入りした時がチャンスだね👍2021/09/24
anne@灯れ松明の火
30
遠い方の返却棚で。季節には遅れたけれど、林木林さんだったので、読んでおこうと借りてきた。袖の林さんの言葉によると、「雪だるま みかん のせたら 鏡餅」「鏡餅 みかん のけたら 雪だるま」という対句のように浮かんだそうだ(笑) 確かに、似てる。窓ガラスごしに、互いに友達になりたいと思うふたりがかわいい。とうとう出会った時に歌う、童謡「ゆき」の替え歌も愉快♪ とけかけた雪だるまは外で復活して良かったけれど、絨毯の水、大丈夫だったのかな(笑) 絵は岡本よしろうさん。素朴で、かわいい。2021/02/07
shiho♪
22
保育園年長クラスで読み聞かせ。言われるまで気づかなかったけど、雪だるまと鏡餅似てますね~。似た者同士惹かれ合うようで、一緒に遊びたいと思うようになった2人。家の中の鏡餅と家の外の雪だるま。2人は無事に遊べるのかな?クリスマス明けからお正月までの期間限定ですが、ほっこりおすすめです。 木林(きりん)さんの絵本はどれも心が動くストーリーでハズレ無し。園児さんたちも食い入るように聞いてくれました。最後の裏表紙まで堪能できますよ~*ˊᵕˋ*2024/12/24
退院した雨巫女。
12
《本屋》雪だるまと鏡餅確かに似てるよなあ。(笑) 二つが出会うのは、冬だけ、楽しみましょう。2020/12/17