出版社内容情報
日本民話。山の一軒家に住んでいる女の子。おとうさんとおかあさんが畑へ出かけたので、おやつの栗を食べては皮をいろりの灰の中にペッぺとはいて、寝てしまいましたが…昔からいろりは生活を支える大切な場所。いろりの精霊が怒って騒ぎ出し、目をさました女の子はたくさんの小人たちに囲まれ、狙われ、ふりはらったら今度は大きな手に掴まれて…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
69
つい60年くらい前まで日本の農家には普通にあった囲炉裏。縄文時代から続いてきたとも言われている。この物語は日本民話。女の子がおやつの栗の皮を面倒くさくなって囲炉裏に捨てると、囲炉裏の中からたくさんの兵士が現れ、ついには黒い手が女の子を襲ってきた、という教訓めかした迷信も昔はたくさんあったもの。囲炉裏は大切な場所で、もちろん神さまもいたのでしょう。このお話も囲炉裏端で夜にされたのかな。今では迷信もなくなって、制限もなくなった。それって豊かになって自由になったということなんでしょうか。今の子どもにわかるかな。2020/09/26
yomineko@ヴィタリにゃん
58
両親がお出かけの間、留守番をしていて、置いてくれていた栗を食べたが、きちんとゴミ箱に捨てずに囲炉裏にペッペと吐き出す。すると、、、2024/01/16
どあら
23
図書館で借りて読了。日本民話です。2020/10/16
ももたろう
21
昔の人達にとって囲炉裏は暖をとったり、食べ物を調理する大切な場所。だからそこへ物を捨てることは許されない。囲炉裏の灰にも精がいる。たくさんの物に溢れた現代。物を大切にしていた昔の人達に頭が下がる。2020/10/02
魚京童!
17
火だ。身近に火がない。煙草を吸いたい。ニコチンもタールもない煙草があればいいのに。意味もなく煙草を吸いたい。頭が活性化している気持ちになっていたい。これはよくわからない。言いたいことはゴミを捨てるなってことだろうけど、なんで?って思う。そういうところだ。別にいいじゃん。燃やせば。世界を燃やそう。すべて燃やしてなかったことにしよう。それではいけないのだろうか?2年間の休暇。そんなコロナの時代を生きているのに。何もできない。何もしない。何もなさない。そんな世界で生きているのに。世界を燃やそう。革命を起こそ 2021/05/18