内容説明
象のあかちゃんが森で迷子になっていました。ひとりぼっちになった象をバッファローの群れが仲間に入れてくれました。孤独や人種差別をなくすことにふれたおはなし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
木版画の絵本。迷子の象の赤ちゃんをバッファローの群れが仲間に入れてくれる。体が大きくなり、姿は象であるけれど、自分は象なのか、バッファローなのか分からなくなっていました… 孤独感・養子縁組・人種差別をなくす、1頭の象を通して描いたものだそうです。訳のもりひさしさんの言葉で、外国絵本の日本語版作りは、再創作方式をとっているそうです。エリック・カールの絵本、ガブリエル・バンサンのくまのアーネストおじさんも、この方式だそうです。絵本作りって奥深いですね。2019/10/27
ケニオミ
7
象は賢いというけれど、恩義まで感じるのだろうか?事実とは異なっていても所詮絵本だから言い訳はできるわけだけれど、ちょっと気になります。2015/06/28
がる
5
たまにお母さんに会えるといいね。2011/04/15
Maiラピ
4
『このおはなしは、孤独感、養子縁組、また人種差別をなくすことなどに軽くふれながら、一頭の象の生き方を描いたものです』とあるが子供にとっては<なぜ象の元に帰らないの?>と不思議そうだった。その『なぜ?』の答えはなんだろう。。。木版画はシンプルでダイナミックで楽しい。訳も詩のようできれい。工夫された日本語のオノマトペも文と絵にぴったり。お勧めの絵本2010/07/21
楓 a
3
え~!そっち行くか~?ゾウの方に自分の家族がいるかもしれへんのに! 私やったらゾウの方へ行って、お母さんに「あっちへ行ってきます。」って言うてから行くけどな~。2010/12/07