出版社内容情報
絵本 4歳から
くじらのぼうやは、島のように大きくて、お月さまに届くほど天高く潮を吹ける父さんくじらを探す旅に出ます。くじらのぼうやの成長の物語。
内容説明
月の夜にかあさんクジラが語ったとうさんクジラの話。成長した子クジラは父親探しの旅に出た。憧れの父親を探す感動のドラマ。4~5歳から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
106
月に向かってしおを吹く母子くじら。「とうさんはすごかった」とかあさんは懐かしそうに話し始める。強くて大きくて「しおを吹くと、おつきさまに当たって雨になっておちてきたほどだよ」。シャチの群れから家族を守るため海の底に沈んだとうさんに、いつか会いたいとぼうやは強く思うのだった。月日が流れ、大きくなったぼうやが旅立つ時がきた。会いたくて会いたくて、でもなかなかめぐり会えない。そんなある日、事件は起こった……。海がどんなに広くても、愛する家族ならきっと分かる。父と息子の交流を格好よく描く絵本。1999年9月初版。2016/05/29
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
42
かあさんくじらが教えてくれたとうさんくじら。成長した子くじらは、ある日、とうさんくじらを探しに旅へ。この優しい雰囲気の絵ととストーリー、とても味わいがあって大好きな1冊。秋の夜長、月夜の晩に読みたい。2014/09/06
さおり
30
幼稚園にて。かあさんくじらと暮らす、くじらのぼうや。とうさんに会ったことはありません。話に聞くとうさんは偉大で、憧れのひと。大きくなって大海に出たぼうやは、とうさんに会えるのか。とてもすてきなお話でした。2024/08/31
anne@灯れ松明の火
27
ネットの何かでご紹介。家族を守るため、シャチと戦って以来、姿を消した ”とうさんくじら”。かあさんから、とうさんの素晴らしさを聞いて育った”くじらのぼうや”は、巣立ちの時を迎え、とうさんを探す旅に出る。ぼうやは とうさんに会えるだろうか。父の日などに読むといいな。沢田としきさんの絵がいい。大判なので、くじら、海の大きさが迫力あり、月の光は美しい。ハート柄、かあさんだけかと思ったら、みんなだった(笑) かわいいね。2021/06/29
ごへいもち
17
うごくえほんチルビーで。ツッコミたくなるので朗読は要らないかな2021/03/31