中公新書ラクレ<br> 分断国家アメリカ―多様性の果てに

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中公新書ラクレ
分断国家アメリカ―多様性の果てに

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121508232
  • NDC分類 302.53
  • Cコード C1231

出版社内容情報

世界が驚愕したトランプ前大統領の暗殺未遂事件。しかし皮肉にもトランプの「強さ」を内外に誇示する結果となり、共和党の結束は強固なものに。

 一方、バイデン大統領は現職大統領として56年ぶりの再選出馬断念を余儀なくされ、女性初の大統領を目指す黒人・アジア系のハリス副大統領を後継に指名。

「差別主義者」対「多様性の象徴」という、アメリカが直面する分断を体現する選挙戦が展開されることとなった。

 ブラック・ライブズ・マター運動で広がる黒人と白人の溝、キリスト教やLGBTQ、中絶を巡る「赤い州」と「青い州」の価値観の対立、国境の街とリベラルな都市の間での不法移民の押し付け合い、ユダヤ・アラブ・アジアなど国際情勢から派生する攻防――多様な社会を目指してきたアメリカが、その多様性ゆえに激しさを増すさまざまな軋轢に苦しんでいる。

 世界を先導してきたアメリカの民主主義と多様な社会はどこへ向かうのか。日本がその姿から学べることは何か。

 全米各地を徹底取材した『読売新聞』連載「変容する米国」「米大統領選2024 論争の現場」に大幅加筆。政治家や市井の人々、不法移民など、120人以上の証言で「変わりゆくアメリカの今」を描き出す総力ルポ。

内容説明

世界を先導してきたアメリカの民主主義と多様な社会はどこへ向かうのか。全米各地を総力取材!120人以上の証言で描き出すアメリカ社会の今。

目次

第1章 ブラック・ライブズ・マター運動で広がる分断―「黒人差別」の現在(独立記念日を祝うトランプ氏の集会で;キャンセル・カルチャーのうねり ほか)
第2章 青い州vs.赤い州―キリスト教、LGBTQ、気候変動(減り続けるキリスト教信者;勢いを増すキリスト教ナショナリズム ほか)
第3章 不法移民を巡る攻防―国境の街と聖域都市の間で(米メキシコ国境の街に押し寄せる人々;ジャングルを歩き、列車の屋根にしがみついて ほか)
第4章 国際情勢がもたらす対立―アラブ、ユダヤ、アジア(怒れるアラブ系;「ガザに自由を」抗議する若者たち ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

65
最近映画化されたアメリカの分断。分断がある事自体はもう常識の範疇になりつつあるけど、本書は数多ある分断がどのような理由で成り立っているのかを追求した一冊。人種、LGBT、リベラルと保守、移民等々。例えば人種問題だと黒人の直面する現実が書かれる一方で、BLM運動後の警官の資金不足や士気低下による治安悪化等、それぞれの孕む問題が淡々と解説されており思想によって一方に肩入れされる事が無いのはジャーナリズムのお手本みたいで好感が持てる。大統領選まで一週間を切ったけど、この大国がどの方向に動くのか気になる一冊です。2024/10/24

at-sushi@ナートゥをご存知か?

35
何であんなク○野郎が大統領に選ばれてしまうのか疑問だったのだが、元々WASPが建国したアメリカが直面する不法移民やDEI、中絶、LGBTQ問題等のジレンマを俯瞰すると、このまま映画「シビル・ウォー」みたいなことになっても不思議ではないな、と。仮に我が国に日本語を解さない外国人が毎月数十万人単位で不法に押し寄せ人口の半数近くを占め、そこら中が新大久保化し、日本人が仕事に就けない状況となれば、元々同質性の高い日本人が、反動的ナショナリズムに傾くのは想像に難くない。俺たちは多様性を何処まで許容できるのだろう。2024/11/12

ももいろ☆モンゴリラン

3
多様性のある国の国民が必ずしも多様性に寛容であるとは限らない、多様性が国益を損なう場合もあるーー日本はまだそのステージにすら進めていないけど、アメリカは多様性国家の未来を既に体現している。多様性は強みでしかないと思ってたけどなぁ。大統領選まであと1週間ですね。2024/10/29

鈴木

0
読売新聞記者らが大統領選挙前の米国を一年以上に渡り取材した内容を取りまとめ、全面的な加筆や再構成を加えて製作された本。 人種、宗教、気候変動、ドラッグ等様々な論点で分断に直面する米国の姿を、地元住民の”生の声”を拾い上げながら描き出している。2024/12/05

Kazuo Ebihara

0
読売新聞のアメリカ駐在の記者たちが、現在、米国が抱えている様々な社会問題についてレポートした本書。読売新聞に2023年11月に7回、24年5月に8回にわたって連載された記事を加筆し纏め直した。人種差別問題、トランスジェンダー対応、中絶問題、地球温暖化対応、外交・安全保障政策、不法移民問題などなど。ヒスパニック系住民が増え、国民の考え方が分かれ、州によって対応が違う問題も多い。 11年前、最後にアメリカに行った時には感じられなかった様々な問題が顕在化し、それが今回の大統領戦の結果に繋がったように感じる。2024/11/08

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