出版社内容情報
「服育」とは、ふだん当たり前のように接している「服」について、改めて考えてみようという取り組みです。どんな場面でどんな服を着るのか選択することによって、私たちは自らの体調を整え、身体を守っています。そして、着続けている間、その服は常にメッセージを発信しているのです。一方で、現在は日々大量の服が生産され、処分されています。
本シリーズでは、「服育net研究所」の有吉先生を監修に迎え、日本で初めて服育をナビゲーションするシリーズです。服を通して見えてくる様々な事柄や問題点について、子どもたちと一緒に考えていきます。
目次
服育を知ろう!
セミナー1 コミュニケーション編―服の着方と印象の関係を学ぼう!
セミナー2 環境問題編―服を手がかりに環境学習をしてみよう!
チーム学習1 服の寿命をのばす決め手はお手入れ!?
チーム学習2 制服で気持ちのスイッチオン!?
チーム学習3 服と環境を考えるすごろく!?
チーム学習4 コーディネートでメッセージを発信!?
さあ、服育を実践しよう!
著者等紹介
有吉直美[アリヨシナオミ]
株式会社チクマ服育net研究所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
38
食育は学校教育でも行われているけれども、服育?って初めて見る。何だろうと思った。小学校高学年向けに、授業やグループ学習の形で、服を着る理由や目的を考え、服の生産と廃棄が環境に与えるダメージを教える。日本で廃棄される服は年間100万トン(4トントラック25万台分!)という。リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)に回されるのは2割に過ぎないそうだ。焼却すれば二酸化炭素が排出される。読みながら、食品ロスと同じではないか!と思った。シリーズが何冊続くのか、追いかけたい。2021/03/21