出版社内容情報
身寄りのないミラとザックは児童養護施設に行くことになりました。2年がすぎたある日、ふたりを一緒に引き取ってくれそうなマーサという女性の招待で、初めて1週間のお泊りをすることになりました。多くの出会いが積み重なっていく愛と信頼の物語です。
内容説明
今日すごいことが起きた!わたしたちの部屋の床下から、手紙が出てきたの。宛名は「この部屋で暮らすあなたへ」日付は1947年9月24日だった!イギリスからとどいた愛と信頼の物語。
著者等紹介
デュラント,S.E.[デュラント,S.E.] [Durrant,S.E.]
イギリスの児童文学作家。『青空のかけら』がデビュー作
杉田七重[スギタナナエ]
東京生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。小学校での教師経験ののち、翻訳家として、児童書、YA文学、一般書などフィクションを中心に幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みーちゃん
69
児童養護施設に預けられた姉弟ミラとザックの成長物語。 ザックは我儘なところもあるけれど、本当は素直でいい子なところが可愛いなと思いました。ミラは、ザックのことを一番に考えていて偉いと思いました。けれど、そのせいで我慢しなくてはならないことがあり、可哀想とも思いました。なので、2人を愛してくれる親に出会えて本当に良かったです。色々な経験をして子供は成長していくのだなと感じました。 施設にいた子供たちが大人になってからどうなったのかまで書かれていて、より良かったです。( *´꒳`*)2022/02/19
ころりんぱ
54
親のいないミラが児童養護施設で過ごす日々。姉弟2人きり、2人一緒にどこかに養子に迎えられ、普通の家庭を手に入れたいと切に願っているミラ。表面上はとっても素直で優しい子なんだけれど、ミラの一人称で進む物語を読んでいると、親のいないことでたらい回しにされ、ひとつの場所でゆっくりと育って来られなかったことによる影の部分がチラチラと見えるのが切なかった。自尊心と自虐の感情が織り混ざったアンバランスさ。終盤のエピソードにはちょっとドキドキ。鈴木出版のこのシリーズは子どもへの眼差しが深くて優しくて好きです。2016/12/06
ケロリーヌ@ベルばら同盟
37
【第117回海外作品読書】これはわたしの人生がひっくりかえったときの物語だ。1987年嵐が来た日、ミラは幼い弟ザックとロンドン市内の古い建物「スキリー・ハウス」にやって来ました。ここは、事情があって肉親と暮らすことができない子どもが、新しい家族を見つけるまでの間の仮の住まい。二人揃ってという条件が枷になり、中々引き取り手が現れない姉弟の先行きが心配で、寂しい境遇の中でも必死に弟を守り、正に曇天の中に青空を探すように常に物事の明るい面を見出そうとするミラがいじらしくて…。人間の善、子ども達の幸せを祈る物語。2018/09/14
長くつしたのピッピ
17
1980年代の児童養護施設にいる姉弟が主人公。赤毛のアンの時代と違い食事や個室もありハード面では、随分と改善されているようだが、見捨てられた子どもの寂しさは計り知れない。招待された家での弟の落ち着きの無さやわざと思われる悪戯は愛情が欲しい裏返しのようで読んでいて切なくなった。これを読んだ子どもはどのように感じるのだろう。親に殺される子どもがいるのだから育て切れずに保護されたほうが子どもにとっては幸せなのだろうか。分からない。子どもにはやはり特定の愛情が必要だと痛烈に思った。2018/10/28
カタコッタ
16
言葉が出ないほど感動。子供の頃の思い出は忘れられないものがある。今の自分の気持ちを言葉にすると安っぽくなりそうだ。今夜は眠れない。2018/11/19




