内容説明
ヘック、十三歳。ママとふたり暮らし。心に病をかかえるママは、ときどきヘックをおいて、遠くへ行ってしまうことがある。今回もアパートを閉めだされたことにたえられなくなって、ママが姿を消し、ヘックはストリートをさまようはめに。「ママを救うのは、おまえだ。いなくなったママを現実世界に連れもどすんだ!」だれかに話して、ママと暮らせなくなることをおそれるあまり、ヘックは、スーパーヒーローになった自分の姿を空想し、たったひとりでママを見つけ出そうとするが…。社会から理解されない母をひたすら想う少年の姿をとおして、親のかけがえのなさをえがいた感動のドラマ。
著者等紹介
リーヴィット,マーティン[リーヴィット,マーティン][Leavitt,Martine]
カナダ生まれ。米国とカナダを行き来しながら育つ。カルガリー大学でイギリス文学を専攻。絵画にも造詣が深い
神戸万知[ゴウドマチ]
東京生まれ。英米文芸翻訳家。ニューヨーク州立大学プラッツバーグ校卒。白百合女子大学大学院博士課程(児童文学)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tellme0112
9
途中気になって寝付けないので最後まで読む。これからですよ、人生は。というラスト。いやー、長い長い数日間だこと。親友、いいやつ!親友のママも先生も良い人で良かったよ。2017/09/18
azuno
3
図書館で児童書。非常にコメントのむずかしい本だが一気読みだった。イラスト・装丁は日本オリジナルですよね。素晴らしい出来。2016/01/30
カヤ
2
「ハイパータイムに入ってしまったママを助けだそうとしてるけど、じつはぼくもハイパータイムにはいってたんだ」という話。ハイパータイムは鬱。すごく読んでいて苦しかった。母子が想いあってはいても、それだけじゃだめで、助けてもらわなければいけない時には助けてもらうことも必要だって内容。読んでいて、何度もやめようと思ったくらいなんかつらかった。2018/04/14
コウみん
1
心の病気を持つお母さんと一緒に住んでいる少年が自分だけのヒーローを作る。 最近、児童福祉に興味を持ち、知り合いからこの本を紹介され、読んでみた。 心の病気を持つお母さんを守るための少年のことを見て胸が痛かった。2024/01/08
Noboo
1
息子が中学生の時に読んで感動したらしく、わざわざ図書館で借りて来て「読んで欲しい」と渡された。「ママ愛してる」って言いたいのか「ママ僕を置いて行かないで」と言いたいのか、我が息子の本心がわからぬままに読み終わり、健気な主人公に涙していた。スーパーヒーローはただの子供だった。そうだね、誰かに頼るってことも必要なんだよ。でも、私の息子はすっかり大人だった。頼むから脛をかじるのはもうやめてくれ。2021/12/24




