感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
肉尊
11
釈尊の人生を通じて、苦の原因を知り、悟りとは何かという考察を深めてくれる一冊。非常に読みやすい文体で、子どもにもおススメです。六師外道の一人、懐疑論者のサンジャヤが弟子を奪われ、悲しみのあまり血を吐いて倒れたり、デーバダッタが仏教教団を乗っ取ろうとたくらみ同様の顛末を迎えたり。因果応報などブッダが説く真理が心から染みてくるような感じがしました。また女性の出家を当初禁止していたのは、仏法が衰えてしまうことを釈尊が危惧したためということのようです。願い出たアーナンダが自責の念にかられたシーンが印象的でした。2021/10/02
-
- 電子書籍
- 過敏で傷つきやすい人たち 幻冬舎新書