内容説明
ブロックチェーンは、参加する個々の端末が同じデータを共有します。このデータは時系列にたどることができ、また、データの提供者、データの確からしさを証明することもできます。改ざんできない強固なデータ交換プラットフォームとして、通貨以外の用途でも注目を集めています。
目次
第1部 IoT時代の新常識ブロックチェーン入門(広がる世界;基礎知識;台帳のデータ構造;伝説のSatoshi Nakamoto論文;読み解くために必須の暗号技術入門)
第2部 ラズパイで動かして合点(Jupyter Notebookでステップ・バイ・ステップ)
第3部 ラズパイIoT×ブロックチェーン実験研究(シンプルMyブロックチェーン・ネットワークを作る;実験研究…つかみにくい分散ネットワーク的ふるまいの確認;ラズパイ端末でブロックチェーン的IoTを実感する)
著者等紹介
佐藤聖[サトウセイ]
1972年北海道帯広生まれ。幼稚園のころにApple 2/MZ‐80Kに触れ、小学生からFM‐7/MSXでBASIC言語プログラミングを始める。その後、Macintosh Color Classic/PowerBook 145BでC/C++言語プログラミングに取り組み、大学では情報経営学、応用物理学などを学ぶ。1997年より株式会社インフォメーション・ディベロプメントに勤務。2015年に米国大学でデータサイエンスを学び、現在は画像解析やAI関連の研究に従事
小暮淳[コグレジュン]
1987年東京大学大学院理学系研究科数学専攻修士課程修了。富士通(株)入社。UNIX OS開発に従事。1993年日米欧共同プロジェクト(次世代UNIX開発)のため、アメリカ・ニュージャージー州に駐在。1998年(株)富士通研究所異動。以来、暗号・情報セキュリティ・仮想通貨・数理アルゴリズムの研究開発に従事。2000年以来、CRYPTREC(電子政府推奨暗号評価プロジェクト)にて暗号評価・監視活動を継続。ISO/IEC JTC1 SC27/WG2(情報セキュリティ―暗号とセキュリティメカニズム)、ISO TC307(ブロックチェーンと電子分散台帳)にて標準化活動。2003年以来、大学非常勤講師で教育活動。現在、中央大学兼任講師(理工学部数学科)。東京大学客員教授(大学院情報理工学系研究科)。博士(科学)
おがわてつお[オガワテツオ]
1968年岡山県生まれ。某SI企業にて新規事業企画を担当。ブロックチェーンが実現する信頼性と高可用性に興味を持ち、金融以外での利用方法を日夜模索中。顧客企業へのブロックチェーン活用相談や、お使いサービス・アプリ、満員電車対策アプリなど、さまざまな検証用アプリを開発している
土屋健[ツチヤツヨシ]
1969年東京都生まれ。1992年東海大学工学部卒業。卒業後システム開発部門に配属となりソフトウェアの開発に携わる。以来、ソフトウェアの開発に従事し、クラスタ・システム、クラウド・ストレージ、業務システム、モバイル・アプリなどの開発やクラウド環境での基盤構築などに幅広くかかわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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paluko