内容説明
メーカは、実際に物を作りアウトプットする場です。自分のアイデアが形となり、市場に出るときの感動は何にも代えがたいものです。でも就職すると、緻密に値が計算された電子部品やICが整然と描かれた大きな回路図、大小さまざまな部品がきれいに並べられたプリント基板、たくさんのスイッチやノブが並んだ測定器など、教科書にはない現実のエレクトロニクスの世界が目の前に広がります。トランジスタ技術SPECIAL forフレッシャーズは、現場で使える実用的な知識を図解でわかりやすく説明します。
目次
第1章 電子回路の基本要素…電源、R、C、L、そしてトランジスタ トランジスタ学習のススメ
第2章 回路を作って実験するまえに… トランジスタを使ってLEDを点灯してみよう
第3章 トランジスタを使ったLED点灯回路の考察 電圧/電流からトランジスタの動作を見る
第4章 トランジスタの電気的特性とダイオードのI‐V特性 電流と電圧の関係から動作点を求める
第5章 理想的なモデルから動作を見積もる バイポーラ・トランジスタの特性と動作
第6章 周辺の回路でバラツキの影響をなくし安定に動作させる トランジスタによる増幅回路の動作
第7章 主な分類としてバイポーラとMOSFETとJFETの三つがある トランジスタの種類と特徴
第8章 IC/LSIの周辺で使える基本的な応用回路 トランジスタ基本回路集
第9章 差動増幅回路やカレント・ミラー回路の実験を通して学ぶ ヘッドホン・アンプの製作と各部の動作
第10章 基準電圧ICやOPアンプを利用して作る 実験用レギュレータの製作と各部の動作
著者等紹介
丹波山次郎[タバヤマジロウ]
1986年電気通信大学通信工学科卒業。以降、情報端末機器メーカ、半導体製造装置メーカなどを転々とし、現在、「自称」総合コンサルタント業務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。